GT-R|WEBカタログ/1999- BNR34GT-R前期型

GT-R_BNR34

1999年1月8日、第二世代GT-Rの最終形としてR34GT-Rは登場した。R33GT-Rに比べボディサイズはコンパクト化されたが、開発段階では衝突安全対策などによる重量の増加はVスペックで93kgにも達していたため、軽量アルミホイール、超小型バッテリーの搭載、スピーカーの軽量化など、グラム単位で贅肉を削ぎ落としていった結果、標準車で10kg、Vスペックで20kgの増加に抑えている。フードはR33GT-Rと同じアルミ製ながらも約1kgの軽量化を実現。回頭性を向上するため前後重量配分の適正化も図った。

量産車では世界初のカーボンディフューザー

npr_kt1026_03_15R34GT-Rの外観で特徴的なのは、Vスペックに採用されたアドバンスドエアロシステムという前後のディフューザーだ。高速道路での走行安定性から、サーキットでの高速コーナリングまでを視野においたフロントディフューザーとカーボン製リヤディフューザーは、通常、高速走行時において床下を流れる空気はエンジンや足回りなどの突起が障害物となって渦を巻いてしまい、これが揚力を発生させてしまう。そこで最も凹凸が大きいエンジンルーム部分とリヤデフ周辺をカバーすることで、空気の流れを圧縮・整流し、カバー高端の跳ね上がった形状によって拡散させ、ダウンフォースを生み出している。ディフューザー効果によって得られたダウンフォースは、前後バランスに優れ、コーナリングやブレーキング時における安定感が向上した。

また、国産量産車では初となる角度調整機構付2段式リヤスポイラーは、前部の固定翼できれいに整流された後に、後部の可変翼に流れ込むため、サイズはコンパクトでありながら格段に大きなダウンフォースを発生させることができた。この結果、1枚翼のR33GT-Rに比べ空気抵抗を大きくすることなく、リヤダウンフォースの調整範囲を10度ピッチで4段階、最大30度まで拡大した。可変翼にはアルミ合金材を使用して軽量に仕上げている。

エンジンは、RB26DETTを継承となったが究極の証を形として見せたいという思いから、シリンダーヘッドカバーを鮮やかなヴィンテージクリアレッドに塗装した。新開発となったギャレット製のツインボールベアリングセラミックターボは、ターボローターの軸受けにボールベアリングを採用することで、ローターのフリクションを約50%減少。特に中低速域を中心とした過渡的なレスポンスを高めた。さらに、過給圧を高めるとともにエギゾーストアウトレットやインタークーラーの薄肉化によって約2.8kgの軽量化と最大トルク40kg-mを実現した。ミッションはゲトラグ製6速を採用している。

bnr34gtr_lx0特別塗装色の限定車
1999年1月、R34GT-R発売記念としてデビューと同時に、見る角度によって濃紫から濃紺へと多彩に変化するミッドナイトパープルⅡという特別塗装色の限定車が発売された。2000年1月には3月末までの期間限定でより色の変化が大きくなったミッドナイトパープルⅢを発売。新たにホイールと可変ウイングにシルバー色を設定している。

BNR34 GT-R 前期型 1999年1月8日発売
■車台番号:bnr34-000001~
■設定ボディカラー
#TV2 ベイサイドブルー
#QM1 ホワイト
#KR4 ソニックシルバー
#KV2 アスリートシルバー
#GV1 ブラックパール
#AR2 アクティブレッド
#EV1 ライトニングイエロー
#LV4 ミッドナイトパープルⅡ(300台限定色)
#LX0 ミッドナイトパープルⅢ(期間限定色)
■発表当時の価格
499.8万円(GT-R)
559.8万円(Vスペック)
599.8万円(VスペックN1)