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波乱のレースを耐えたMOTUL AUTECH GT-Rが3位表彰台 SUPER GT第4戦

MOTUL GT-R

SUPER GTシリーズは、第3戦セパンラウンドから6週間のインターバルを経た7月28日(日)、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで決勝レースが行われ、#23 MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が3位に入賞し、表彰台に上がりました。

この週末の東北地方は大雨警報がたびたび出されるほど荒れた天候で、決勝レース中も波乱が予想されていました。しかし、前日までの霧は晴れ、この日朝行われたフリー走行から既にドライ路面となっていました。午後2時のスタート時には、気温も30度近くに達するほどの好天になります。公式予選でGT500のポールポジションを獲得した#1 REITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛)は、関口がスタートドライバーを担当。後方から迫るライバルを抑えながら周回を重ね、ミスなく後半担当の本山につなぐ役割に専念しました。40周目にピットインして本山に交代した際、2位を走っていた#30 レクサスSC430が先に給油を終え、数秒差で逆転を許してしまいます。本山は再逆転のチャンスを伺いますが、さらに#1 GT-Rの前にピットアウトした#38レクサスSC430が間に入ってきました。本山は早い時間に挽回するため激しくプッシュ。2台は何度か接触ぎりぎりの攻防を繰り広げた後、47周目の第一コーナーで本山が仕掛けますが、#38 SC430を駆る立川祐路も譲らず、行き場を失った本山はコースアウトしてしまいます。この時の衝撃でタイヤにダメージを受け、本山はピットインして後退することになりました。

一方、予選11位からスタートした#23 GT-Rは、クインタレッリがレースをスタート。前半は、#24 GT-Rとの争いが続き、タイヤの摩耗を早めてしまいます。19周目のハイポイントコーナーで#24 GT-Rをかわして8位となりましたが、30周目にドライバー交代とタイヤ交換のためピットインしました。柳田がコースに戻った後、トップグループに接触などによる変動があり、また雨が降ったことでさらにコースは混乱。それらに関わらずに周回を重ねた#23 GT-Rは気がつけば6位まで順位を上げていました。さらに終盤にかけて上位陣がスピンオフなどで脱落。#23 GT-Rは3位で81周目のチェッカーフラッグを受けました。さらに予選9位の#24 D’station ADVAN GT-R(安田裕信/ミハエル・クルム)は、スタート担当の安田が良いペースで順位を守り、30周目のピットインで交代し長いスティント(担当周回)を手堅く走ったクルムが5位でレースを終えました。「雨が降ってきた終盤にピットインしてタイヤ交換しましたが、ハーフウェットの路面に対してタイヤがうまく機能し、5位完走できて良かったです」と、クルムはコメントしました。

前回セパンラウンドで優勝した#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パロオ・デ・オリベイラ)は、予選14位から松田がレースをスタートしましたが、スタート直後の5周目に駆動系に異常を感じた松田がピットインを目指します。しかし、最終コーナーからピットレーンに向かう途中で、さらに事態は悪化。ピットに戻ることなくストップしてしまい、リタイアとなりました。

4台のNISSAN GT-R NISMO GT3が出場したGT300クラスでは、予選5位の#3 S Road NDDP GT-R(星野一樹/佐々木大樹)が9位でフィニッシュ。他の3台も完走を果たしています。

NISMOチーム監督 鈴木豊
「ここは何が起こるかわからないサーキットでもあるので、ひとつひとつ、自分たちができることを確実にやっていこうと思っていた結果、思わぬラッキーな展開になったので、みんな喜んでいます。今回の結果は、あまり良くなかったこれまでの流れをいい方向に変えるきっかけになったのではと思います。先日行われた鈴鹿テストや来週の富士テストでいろいろなアイテムを用意しているので、いいものを見つけて少しでも戦闘力を上げ、次戦鈴鹿1000㎞に挑みたいと思います。応援ありがとうございました」

#23 GT-Rドライバー 柳田真孝
「予選結果から考えれば、価値ある3位です。僕のスティントで雨が降ってきたので、タイヤを替えようと一度ピットに呼ばれましたが、ここで入ったらもうチャンスがなくなると思ったし、ちょうどそのタイミングで雨も少し止んでタイヤのグリップも回復してきたのでコースに残ることにしました。少し路面が濡れていた時はすごくいいペースで走れていたので、次戦に向けて、予選を含めて細かいところを改善し、鈴鹿では絶対に勝ちに行きます」

#23 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ
「少し悔しい気持ちもありますが、運やチームワーク、粘りといったもので得られたこの3位という結果は最高だと思います。クルマの調子は最初から良かったのですが、#24 GT-Rとのバトルでタイヤを傷めてしまいました。そこからはタイヤもセーブしながら走り、規定最低周回数でピットに入ることになりましたが、マー(柳田)はいいペースで走りました。色々なドラマがあった結果の3位というのは十分です。しかし、この結果のおかげでチームのみんなが後半戦に向けて、開幕戦の時のような自信を取り戻すことができました」