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R35GT-R NISMO ニュルブルクリンク タイムアタックストーリー

ミハエル・クルム選手がNISSAN GT-R NISMOを駆り
ニュルブルクリンクで7:08679をマークした車載動画。

今年の初めからずっと「GT-R NISMO」プロジェクトに取り組んできました。そして、その成果がこのラップで試されようとしていました。そのときの緊張感がどれほどのものだったか、想像できるでしょうか。私は左手で各セッティングがRモードになっているかチェックし、準備を整えました。

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1:スタート地点です。ここから計測が始まります。
2:ここで2速に入れます。出口で少しオーバーステアでした。タイヤはまだ100%温まっていない状態です。そして大変難しいセクション、Hatzenbachに差し掛かります。ここでは5速を使い、本当に高速で走行します。
3:ここはものすごくタイヤのグリップがありました。スピードを上げられるし、すごくいい感じで縁石もクリアできます。私たちは安定性を高めることに懸命に取り組んできましたので、車両はとても安定しています。
4:車両は縁石に乗っても大変安定しています。
5:そして超高速区間に入ってきました。5速に入れて、有名なFlugplatzに向かいます。ここでも、車両にはとても安定感がありました。非常に速いスピードが出ているにもかかわらず、車両のバランスが崩れることはほとんどありません。
6:ここで5速に入れます。通常、GT-Rでは4速で走りますが、「GT-R NISMO」ではダウンフォースのレベルが高いので、5速に入れることができます。
7:このSchwedenkrenzでは時速285キロ以上に達します。この左コーナーは5速。とても速く、最も危険なポイントの一つでもあります。

8:この右コーナーで一息ついたあと、緊張しながらFuchsrohreに差し掛かります。自分でも信じられないほど速いスピードです。ここで再度5速に入れ、そして6速に。この左コーナーでは全開です。ここで感じるGは相当なものです。
9:ここまでの最初のセクションは、これまでで最速のペースで走行していました。7分10秒を切るという目標を達成するため、大変なプレッシャーの中で、私たちは本当に懸命に努力してきました。そしてこのアタックはこの日最後のチャンスでもありました。
10:ここはこのコースで最も低速な区間で、2速走ります。素晴らしいトラクションで走っています。すぐに6気筒エンジンの全開パワーを得ることができます。パワーの出方を最適にし、コーナー立ち上がりでマシンを安定させるために私たちは懸命に取り組んできましたし、この性能に私は満足しています。ここからBergwerkに入っていきます。ここで左コーナー。とても速いですね。ここは5速全開。とてもバンピーで高速ですが、ブレーキが素晴らしかったです。
11:ここでは早めにアクセルを開けます。タイムを出すためにとても重要なポイントです。ここでスプリットタイムを確認しました。3:14。ベストタイムです。これは本当に励みになりました。これで大丈夫、ミスをしないで走り切ろう、と思いました。
12:ここもすごく高速で、とても危険な左コーナー。全開、とにかく全開で行きます。バンプも見えますね。草地の中に突入してしまいそうな勢いです。とてもリスキーなセクションです。
13:ドライバーとして、心拍数の上がるセクションが続きます。そして大変有名な左コーナーに差し掛かります。ここもノーマルGT-Rなら4速ですが、GT-R NISMOでは5速。ここでは時速200キロを超えます。
14:そして、少し速度が落ちます。ここでは少しリラックスできますが、心からリラックスはできません。極度の緊張レベルが少し低くなるイメージでしょうか。アタックから4分が経過し、集中力を維持するのが難しくなってくるので、ミスをしないように気をつけなくてはなりません。
15:ここが有名なKarussellです。ここは2速という選択肢もありますが、私は3速で走りました。3速の方が車両の挙動が落ち着いています。この左コーナーのうねりは大変な難関で、車両が浮き上がったり、体勢が崩れたりしますが、このラップではうまくクリアできました。
16:このコースで最も高い地点にあるHohe Achtは4速で走ります。このコースで私のお気に入りのセクションです。4速で、有名なWippermannを迎えます。ハンドリングは最高によくて、ダウンフォースを感じます。ここでショートカット、そして大きくジャンプしますが、それでも見事にラインをキープしています。グリップレベルは素晴らしかったです。

17:ここからギャラリーコーナーに入っていきます。ここも3速のまま。バーン、バーン、バーンとリミッターに当たっているのが聞こえていました。しかし、この方が10メートルだけシフトアップして、すぐシフトダウンするより効率的です。すべてが極限の状態です。
18:ここでもまた、アクセル全開のまま行きます。ここで全開にできるよう、今まで懸命に開発してきました。縁石ギリギリを5速で通過します。
19:そしてここでビッグジャンプ。車両は完全に宙に浮いています。ここのフィーリングは最高によかったです。そして左コーナー。最後はまたジャンプ。危険なセクションで、すごくトリッキーです。5速で走りました。すごく狭いのに、すごくスピードが出ています。ここをドライブすることをイメージするのは大変難しいと思いますが、本当に想像を超えたセクションです。
20:この辺りから、フィニッシュを意識し始めます。残りはあと数コーナー。これまでの6分間、全神経を集中してきました。そしてOK、あとはロングストレートだ…と思う前に、もう一つ、右コーナーで踏ん張らなくてはなりません。
21:さあ、橋をくぐって、ここでもスプリットタイムを確認しました。6:26。テストでは6:30を超えていましたから、このラップではいいタイムが出せるだろうと思いました。
22:ここで時速280km、290km、そして300kmを超えます。ここで右側に移って、そして全開の左コーナーを306kmで通過。さらに加速し310km、6速のまま大きなGを感じます。ここもドライビングが難しいところなので、うまくクリアできたのはラッキーでした。それからまた縁石を越えます。車両の挙動はバンプがあっても素晴らしいものでした。
23:そして最後のコーナー。とにかくミスのないようにしました。そして7分8秒679というタイムを記録しました。私はとてもハッピーでした。何ヶ月もの間、ずっと感じてきた多くのプレッシャーから開放されました。このラップタイムを出せたことを本当にうれしく思います。

ミハエル・クルム