Motor Trend:Viper ACRがニュル最速タイムを奪取!
2008/09/02
カテゴリ: レポート
ライター: GTR-World.net
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アメリカの有名自動車雑誌「MOTOR TREND」によると、8月18日にまたもやアメリカ車がニュル最速ラップをたたき出したというのだ。
そのクルマは、Dodge Viper American Club Racing。
先日のコルベットZR1のタイムを4秒以上縮める7分22秒1をマーク。ドライバーはフォーミュラ・ニッポンの経験もあるトム・コロネルだった。
MOTOR TRENDの記事を翻訳したのでここに紹介しよう。
2008年5月に日産が480馬力+4WDのGT-Rがドイツのかの有名なニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(20.8km)を7分29秒でラップしたと発表した時、”VIPERの人たち”は落ち着きがなくなった。そしてさらにそのたった1ヶ月後に、シボレーの638馬力のスーパーチャージャー付コルベットZR1が7分26秒でGT-Rの記録を破ったと発表したことから、”VIPERの人たち”はもう、いてもたってもいられなくなった。念のため言うが、”VIPERの人たち”というのはDodgeのVIPER開発陣でもDodgeの従業員でもなく、全米だけでなく日本やドイツにも広がるVIPER好きのグループ”Viper Club of America”のメンバーたちだ。他の車たちがノルドシュライフェのレコードタイムを次々破るのを気にやみ、黙って見ていられなくなった彼らは、彼らのプライドと、Dodgeの600馬力の新しいサーキットアタックモデル”Viper ACR”でノルドシュライフェのレコードホルダーに挑戦した。(ACRは、アメリカン・クラブ・レーサーの頭文字)
彼らは、Street&Racing Technology(SRT)のチームを口説き落とし、SRTがノルドシュライフェを半日借り切り(ノルドシュライフェの占有料金は2000ユーロ/時間)、2台のViper ACRをドイツに送り、Zakspeed(ニュル24時間レースにViperで出場する常連レースチーム)からプロドライバーを借り出し、メディア(MOTOR TREND)を呼ぶことも忘れず、良い天候と、さらに一番重要な7分26秒より速いラップタイムを祈った。
タイムアタックの当日である8月18日、ノルドシュライフェの天候は晴れ。コースは何箇所かセミウェットの箇所はあるもののほぼドライ。朝8時に、FIAワールドツーリングカーチャンピオンシップ(WTCC)ドライバーのトム・コロネルがサーキットに到着、9時のスタートタイムを待った。トム・コロネルはWTCCだけでなく、フォーミュラ3、フォーミュラニッポン、ニュルブルクリンク24時間レースといったレース経験が豊富なドライバーだ。
9時、トムはSRTのエンジニアと会話を交わしたのちレッドのViper ACRに乗りこみ、ウォーミングアップランに出発した。
(注:2台のViper ACRは、Racetechのフルバケットシートと6点式のハーネス以外は、ノーマル車両にメーカーオプションのハードコアパッケージ(HCP)を装着したもの。ACRの約1割がこのHCPを選択している。HCPは無料のメーカーオプションで、オーディオシステム、トランクカーペット、リアキャビンサウンドインシュレーション、タイヤ補修キット、フードインシュレーター、スチールバッテリーカバーを装着せず約18kgの軽量化をするいわゆる”レスオプション”)。)
トムは最初の2周を7分42秒と7分35秒でラップ。戻ってきたトムはSRTのエンジニアからそのタイムを聞くと満足そうな表情をしてこう聞いた。「で、破りたいラップタイムはいくつなんだ?」ラップレコードを聴いた後、トムは約10秒近いビハインドだと知り狼狽し、「大丈夫だと思うよ。」と言った。中高速コーナーでの軽いアンダーステアを呈し、ステアリングフィールが軽すぎるというトムのインプレッションを聞いてエンジニアはフロントダンバーのコンプレッションとリバウンド両方を固めにセット(14段階の11番目に設定)した。7段階に調整できるリヤスポイラーは3段目にセット、フロントスポイラーも初期セッティングの0のまま、車高もノーマルより0.5インチダウンという設定のままとなった。
トムの2回目、そして3回目のスティントは、7分24秒台をマーク。サスペンションセッティングの変更と、新品のミシュラン Pilot Sport Cupタイヤを使用したことが功を奏した。チームはハッピーだったが、レコードホルダーにはなったがACRはもっと速く走れそうだとわかってきたのでさらなるラップタイムの短縮を狙った。SRTエンジニアのMike Shinedlingによると、ミシガンでのコンピュータによるシミュレーションではACRは7分10秒台で走れることが検証できていたため、今回のニュルブルクリンクでのゴールは7分20秒台だった。
4回目のアタックで、トムはこの日のベストタイムである7分22秒1をマーク。ZR1のラップタイムから4秒強を削り取った。結局7分20秒台までには至らなかったものの、そこまで行ける確信は得られた。SRTエンジニアのMikeは「僕たちはACRをノルドシュライフ用のセッティングにするのに1日以上費やした。7分20秒は行けたと思うけど、このタイムに十分満足している。」と語った。トムも満足して、有名なレストランPistenklauseで祝杯をあげようと言った。ZR1も、GT-Rもまたすぐニュルにやって来るだろうが、今はViper ACRがリング最強となったのだ。
Link: 7:22! Dodge Viper ACR slays ZR1, GTR at the 'Ring
Link: Feature: 2009 Dodge Viper ACR on the Nurburgring Video
そのクルマは、Dodge Viper American Club Racing。
先日のコルベットZR1のタイムを4秒以上縮める7分22秒1をマーク。ドライバーはフォーミュラ・ニッポンの経験もあるトム・コロネルだった。
MOTOR TRENDの記事を翻訳したのでここに紹介しよう。
2008年5月に日産が480馬力+4WDのGT-Rがドイツのかの有名なニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(20.8km)を7分29秒でラップしたと発表した時、”VIPERの人たち”は落ち着きがなくなった。そしてさらにそのたった1ヶ月後に、シボレーの638馬力のスーパーチャージャー付コルベットZR1が7分26秒でGT-Rの記録を破ったと発表したことから、”VIPERの人たち”はもう、いてもたってもいられなくなった。念のため言うが、”VIPERの人たち”というのはDodgeのVIPER開発陣でもDodgeの従業員でもなく、全米だけでなく日本やドイツにも広がるVIPER好きのグループ”Viper Club of America”のメンバーたちだ。他の車たちがノルドシュライフェのレコードタイムを次々破るのを気にやみ、黙って見ていられなくなった彼らは、彼らのプライドと、Dodgeの600馬力の新しいサーキットアタックモデル”Viper ACR”でノルドシュライフェのレコードホルダーに挑戦した。(ACRは、アメリカン・クラブ・レーサーの頭文字)
彼らは、Street&Racing Technology(SRT)のチームを口説き落とし、SRTがノルドシュライフェを半日借り切り(ノルドシュライフェの占有料金は2000ユーロ/時間)、2台のViper ACRをドイツに送り、Zakspeed(ニュル24時間レースにViperで出場する常連レースチーム)からプロドライバーを借り出し、メディア(MOTOR TREND)を呼ぶことも忘れず、良い天候と、さらに一番重要な7分26秒より速いラップタイムを祈った。
タイムアタックの当日である8月18日、ノルドシュライフェの天候は晴れ。コースは何箇所かセミウェットの箇所はあるもののほぼドライ。朝8時に、FIAワールドツーリングカーチャンピオンシップ(WTCC)ドライバーのトム・コロネルがサーキットに到着、9時のスタートタイムを待った。トム・コロネルはWTCCだけでなく、フォーミュラ3、フォーミュラニッポン、ニュルブルクリンク24時間レースといったレース経験が豊富なドライバーだ。
9時、トムはSRTのエンジニアと会話を交わしたのちレッドのViper ACRに乗りこみ、ウォーミングアップランに出発した。
(注:2台のViper ACRは、Racetechのフルバケットシートと6点式のハーネス以外は、ノーマル車両にメーカーオプションのハードコアパッケージ(HCP)を装着したもの。ACRの約1割がこのHCPを選択している。HCPは無料のメーカーオプションで、オーディオシステム、トランクカーペット、リアキャビンサウンドインシュレーション、タイヤ補修キット、フードインシュレーター、スチールバッテリーカバーを装着せず約18kgの軽量化をするいわゆる”レスオプション”)。)
トムは最初の2周を7分42秒と7分35秒でラップ。戻ってきたトムはSRTのエンジニアからそのタイムを聞くと満足そうな表情をしてこう聞いた。「で、破りたいラップタイムはいくつなんだ?」ラップレコードを聴いた後、トムは約10秒近いビハインドだと知り狼狽し、「大丈夫だと思うよ。」と言った。中高速コーナーでの軽いアンダーステアを呈し、ステアリングフィールが軽すぎるというトムのインプレッションを聞いてエンジニアはフロントダンバーのコンプレッションとリバウンド両方を固めにセット(14段階の11番目に設定)した。7段階に調整できるリヤスポイラーは3段目にセット、フロントスポイラーも初期セッティングの0のまま、車高もノーマルより0.5インチダウンという設定のままとなった。
トムの2回目、そして3回目のスティントは、7分24秒台をマーク。サスペンションセッティングの変更と、新品のミシュラン Pilot Sport Cupタイヤを使用したことが功を奏した。チームはハッピーだったが、レコードホルダーにはなったがACRはもっと速く走れそうだとわかってきたのでさらなるラップタイムの短縮を狙った。SRTエンジニアのMike Shinedlingによると、ミシガンでのコンピュータによるシミュレーションではACRは7分10秒台で走れることが検証できていたため、今回のニュルブルクリンクでのゴールは7分20秒台だった。
4回目のアタックで、トムはこの日のベストタイムである7分22秒1をマーク。ZR1のラップタイムから4秒強を削り取った。結局7分20秒台までには至らなかったものの、そこまで行ける確信は得られた。SRTエンジニアのMikeは「僕たちはACRをノルドシュライフ用のセッティングにするのに1日以上費やした。7分20秒は行けたと思うけど、このタイムに十分満足している。」と語った。トムも満足して、有名なレストランPistenklauseで祝杯をあげようと言った。ZR1も、GT-Rもまたすぐニュルにやって来るだろうが、今はViper ACRがリング最強となったのだ。
Link: 7:22! Dodge Viper ACR slays ZR1, GTR at the 'Ring
Link: Feature: 2009 Dodge Viper ACR on the Nurburgring Video
















