中央道・国立府中インターそばにGT-Rの新たな聖地Adenau(アデナウ)誕生

Text: Katsuhide Sugino
Photo: Chikara Kitabatake




「Adenau(アデナウ)」は中央道国立府中インターそばという好立地に位置する。名前の由来はニュルブルクリンクの町の名前から。
鈴木利男氏と密山祥吾選手が相談に乗ってくれるGT-R特別認定工場
 新型GT-Rのオーナーズマニュアルには、1-5「GT-R特別項目」の中で「特にスポーツ走行する場合のメンテナンスについて」が記載されている。その最後に、「特にスポーツ走行を中心とした車両のセットアップについては、下記GT-R特別認定工場へのご相談をおすすめいたします」としてNISMO大森ファクトリーとともにGT-R特別認定工場として紹介されているのが東京都国立市のAdenau(アデナゥ)だ。このアデナウは、鈴木利男氏と密山祥吾選手が興したメンテナンス工場で、オープンは11月29日と間もない。アデナゥとは、ニュルブルクリンク・北コース脇にある町の名前。そして、ドライバーに極限のストレスと緊張感を与え、度胸と勇気が試される“Fuchsrohre”と呼ばれる過酷な長い下り坂を超えた先に、北コースで極度の緊張から開放される唯一のスポット“Adenauer Forest”に由来する。



R35GT-Rの開発ドライバーを務めた鈴木利男氏は「GT-Rのめんてなんすからスポーツ走行に至るまで、GT-Rユーザーをさぽーとしていきたい。」と語る。
 鈴木利男氏は開発ドライバーとしてR35 GT-Rのすべてを熟知し、密山祥吾選手は2007年シーズンをGT300の宝山 DUNLOP ZをドライブしたGTドライバー。アデナゥの主な業務は、フェラーリ、ポルシェ、メルセデス、BMWらヨーロッパのスーパースポーツとR35 GT-Rのメンテナンス、部品販売、サーキット走行会など。R35 GT-Rのメンテナンスは日産で教育を受けたGT-R認定テクニカルスタッフが担当。スポーツ走行に対応したメンテナンスを行うほか、チューニングに関してはお客様と相談しながら進めていく予定だ。
また、R35 GT-Rのスポーツ走行については、ハードの解説だけでなくドライビングなども鈴木利男氏が相談に乗ってくれる。






2階のギャラリーには、ニュルブルクリンクで7分38秒を記録した33号車と、フェラーリF40を展示。
 真新しい社屋の2階ギャラリーには、なんと覆面マスクを着けたR35 GT-Rが展示されている。新車に覆面マスクを着けたディスプレーではない。ニュルブルクリンクでタイムアタックを敢行した、本物の開発車両なのだ。その証拠に、エンブレムや内装にもガムテープや偽装カバーが取り付けられ、ブレンボのキャリパーは高温にさらされたため変色している。ニュルブルクリンクのインダストリーのステッカーや、エキゾーストパイプに貼られたサーモテープもテスト当時のまま。開発ドライバーを努めた鈴木利男選手のために、日産から特別に貸し出されたものだ。
ギャラリーの床にはニュルブルクリンクのコースを描いた銅版がはめ込まれ、柱には開発テスト中のスナップが数多く展示されている。




真新しいファクトリーは、これから機材が搬入されるところ。本格稼働は2008年1月から。
 本格稼働は2008年1月からということだが、新型GT-Rのオーナーには心強いメンテナンス工場が出来た。また、ニュルブルクリンクを走った開発車両を間近で見られるということで、GT-Rファンの新たな巡礼の地ともなることだろう。


Adenau(アデナウ)
〒186-0011 東京都国立市谷保1264-1
TEL: 042-519-5763 / FAX: 042-519-5764
http://www.adenau.co.jp/