AMUSEテストat富士スピードウェイ
2008/03/07
カテゴリ: R35GT-R
ライター: 杉野勝秀
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パワーハウス・アミューズ FSWタイムアタック・レポート
長足の進化!! 1分51秒44を記録
R35GTRで、いち早く筑波1分切りをはたしたパワーハウス・アミューズが、2月18日FSW(富士スピードウェイ)でタイムアタックを敢行。
アタックしたのは、ハイテックROMをはじめとする、アミューズのオリジナルパーツのテスト車でもある白のGT-R。オートサロンでもひときわ大きなリアウィングとフロントディフューザーが注目を浴びていたあのマシンである。エアロパーツ、ハイテックROM、チタンマフラー&触媒、足回りなどのパーツが装着されていた。アタックドライバーは、アミューズの田名邊秀樹代表。
待望のハイテックROM完成
注目のハイテックROMは、すでに2パターンが完成。ひとつは「ハイテックROM-BBL(ベスト・ブースト・ライン)」。
新型GT-Rは、マフラー交換してもブースト制御が入ってパワーを抑えてしまう。また、ノーマルのブースト圧のラインも3000rpmから4000rpmでは0.75ぐらいかかっているが、最高出力発生回転数の6400rpmになると0.65ぐらいに制御されている。つまりブースト圧のラインが変化しているということ。そこで、高回転でもブースト圧が垂れないようにし、0.65に落ち込むポイントを0.8に設定すると、上限値は大きく変えなくても30psぐらいパワーアップする。それがハイテックROM-BBLだ。マフラー交換用だけでなく、ノーマルマフラーのままパワーUPするプログラムも用意。
もうひとつが、今回のアタック車にも搭載している「ハイテックROM-HBL(ハイ・ブースト・ライン)」。
ブーストコントローラーをつけて、任意にブースト圧を設定できるバージョン。HKS製EVC5のブーストMAPをアミューズの指定値に設定した場合のスペシャルデータを搭載している。現状のパワーは、ダイノパックの係数ゼロで548ps。計測ギアは5速となる!
マフラーは、R1-TITAN EXTRA STTI(スーパータフチタン)。強度の必要な部分に高耐熱チタン合金を使用し、耐熱強度は純チタン製マフラーよりもアップ。メーカー純正採用レベルの耐熱強度をクリアできたという。実は、純チタンよりもチタン合金のほうがはるかに高価な素材なのだ。
足回りは、R1バージョンUP車高調化KIT 。これは純正のダンプトロニックダンパー専用の車高調化フルキットで、ノーマルダンパーを加工することなく取り付けが可能。ノーマルに戻すことも出来る。車高はフロントで53mm下げられている。車高を下げたことによるストローク不足を防ぐため、フロントのアッパーマウントに専用品を開発した。
タイヤは純正ダンロップSP SPORT 600 DSSTだったのだが、フロントにもリアと同サイズの285/35R20を装着。フェンダーのクリアランスがギリギリなので、つめ折り加工がされていた。アンダーステア対策には、一番直接的な方法だ。
アミューズGT-Rでも一番目立つのが、エアロパーツ。100Rなどの高速コーナーでアドバンテージを発揮するが、FSWのストレートでも大きなダウンフォースを発生。その効果は、ストレートで明らかにフロントが沈み込んでいることからもうかがえた。そのため、フロントディフューザーの取り付けは、大人が足で踏みつけても壊れないほどの補強が施されていた。
絶好のコンディションが災い
アタック当日は、快晴のコンディション。4輪スポーツ走行の時間にアタック開始。インラップで各部のチェックを終え、いよいよアタック。しかし、あまりの速さのため各コーナーで前車に追いついてしまい、クリアラップがなかなか取れない。
田名邊さんは、流しながらクリアラップを見つけるべく周回を重ねる。が、小春日和の絶好のコンディションのためか、走行車両が非常に多めなのも災いした。仕方なく、ピットインしてタイミングを見計らってコースインするも、ここぞというコーナーで前のクルマに引っかかってしまう。完全なクリアラップがとれないまま、3回の走行は終了。この日のベストラップは1分51秒44だった。
「ホント、残念だったなぁ」と50秒台は見えていただけに、田名邊さんは、ガックリ肩を落としていた。が、取材班の目でもその速さは確認できた。「無理に追い抜くのは危ないからね。50秒台には入っていたと思うので、今度は条件を揃えて、夢の49秒台かな(笑)」と田名邊さん。ノーマルのR35GT-RのFSWのタイムが、1分56秒台後半だったことを考えると、デビューからたった3ヶ月足らずで、この進化は長足の歩みといってもいいだろう。
R35GT-Rのチューニングは、第二世代GT-Rのようにはいかないだろうと予想されていた。しかし、チューナーの情熱はそんな予想を簡単に打ち砕いてしまった。「実は、GT-Rのチューニングは最初はやらないつもりだったんだ。でも自分で乗ってみて、こりゃ面白いクルマだって思ったわけ。だからこんなになっちゃったの(笑)」と田名邊さん。自分好みのGT-R、自分だけのGT-R。アミューズの次なるアタックに期待したい。

長足の進化!! 1分51秒44を記録
R35GTRで、いち早く筑波1分切りをはたしたパワーハウス・アミューズが、2月18日FSW(富士スピードウェイ)でタイムアタックを敢行。
アタックしたのは、ハイテックROMをはじめとする、アミューズのオリジナルパーツのテスト車でもある白のGT-R。オートサロンでもひときわ大きなリアウィングとフロントディフューザーが注目を浴びていたあのマシンである。エアロパーツ、ハイテックROM、チタンマフラー&触媒、足回りなどのパーツが装着されていた。アタックドライバーは、アミューズの田名邊秀樹代表。
Text: Katsuhide Sugino
Photo: Yoshio Moriyama
Photo: Yoshio Moriyama
待望のハイテックROM完成
注目のハイテックROMは、すでに2パターンが完成。ひとつは「ハイテックROM-BBL(ベスト・ブースト・ライン)」。
新型GT-Rは、マフラー交換してもブースト制御が入ってパワーを抑えてしまう。また、ノーマルのブースト圧のラインも3000rpmから4000rpmでは0.75ぐらいかかっているが、最高出力発生回転数の6400rpmになると0.65ぐらいに制御されている。つまりブースト圧のラインが変化しているということ。そこで、高回転でもブースト圧が垂れないようにし、0.65に落ち込むポイントを0.8に設定すると、上限値は大きく変えなくても30psぐらいパワーアップする。それがハイテックROM-BBLだ。マフラー交換用だけでなく、ノーマルマフラーのままパワーUPするプログラムも用意。
もうひとつが、今回のアタック車にも搭載している「ハイテックROM-HBL(ハイ・ブースト・ライン)」。
ブーストコントローラーをつけて、任意にブースト圧を設定できるバージョン。HKS製EVC5のブーストMAPをアミューズの指定値に設定した場合のスペシャルデータを搭載している。現状のパワーは、ダイノパックの係数ゼロで548ps。計測ギアは5速となる!
マフラーは、R1-TITAN EXTRA STTI(スーパータフチタン)。強度の必要な部分に高耐熱チタン合金を使用し、耐熱強度は純チタン製マフラーよりもアップ。メーカー純正採用レベルの耐熱強度をクリアできたという。実は、純チタンよりもチタン合金のほうがはるかに高価な素材なのだ。
足回りは、R1バージョンUP車高調化KIT 。これは純正のダンプトロニックダンパー専用の車高調化フルキットで、ノーマルダンパーを加工することなく取り付けが可能。ノーマルに戻すことも出来る。車高はフロントで53mm下げられている。車高を下げたことによるストローク不足を防ぐため、フロントのアッパーマウントに専用品を開発した。
タイヤは純正ダンロップSP SPORT 600 DSSTだったのだが、フロントにもリアと同サイズの285/35R20を装着。フェンダーのクリアランスがギリギリなので、つめ折り加工がされていた。アンダーステア対策には、一番直接的な方法だ。
アミューズGT-Rでも一番目立つのが、エアロパーツ。100Rなどの高速コーナーでアドバンテージを発揮するが、FSWのストレートでも大きなダウンフォースを発生。その効果は、ストレートで明らかにフロントが沈み込んでいることからもうかがえた。そのため、フロントディフューザーの取り付けは、大人が足で踏みつけても壊れないほどの補強が施されていた。
絶好のコンディションが災い
アタック当日は、快晴のコンディション。4輪スポーツ走行の時間にアタック開始。インラップで各部のチェックを終え、いよいよアタック。しかし、あまりの速さのため各コーナーで前車に追いついてしまい、クリアラップがなかなか取れない。
田名邊さんは、流しながらクリアラップを見つけるべく周回を重ねる。が、小春日和の絶好のコンディションのためか、走行車両が非常に多めなのも災いした。仕方なく、ピットインしてタイミングを見計らってコースインするも、ここぞというコーナーで前のクルマに引っかかってしまう。完全なクリアラップがとれないまま、3回の走行は終了。この日のベストラップは1分51秒44だった。
「ホント、残念だったなぁ」と50秒台は見えていただけに、田名邊さんは、ガックリ肩を落としていた。が、取材班の目でもその速さは確認できた。「無理に追い抜くのは危ないからね。50秒台には入っていたと思うので、今度は条件を揃えて、夢の49秒台かな(笑)」と田名邊さん。ノーマルのR35GT-RのFSWのタイムが、1分56秒台後半だったことを考えると、デビューからたった3ヶ月足らずで、この進化は長足の歩みといってもいいだろう。
R35GT-Rのチューニングは、第二世代GT-Rのようにはいかないだろうと予想されていた。しかし、チューナーの情熱はそんな予想を簡単に打ち砕いてしまった。「実は、GT-Rのチューニングは最初はやらないつもりだったんだ。でも自分で乗ってみて、こりゃ面白いクルマだって思ったわけ。だからこんなになっちゃったの(笑)」と田名邊さん。自分好みのGT-R、自分だけのGT-R。アミューズの次なるアタックに期待したい。






