HKS




 HKSのR35GT-R用パーツの開発はかなり進行している模様。取材に応じてくれた開発担当者は「現在もデータ取りの途中」というものの、展示車両にはすでにスピードリミッターカット装置のVAC(ヴェロシティ・アドバンスド・コンピュータ)のプロトタイプやブローオフ「SUPER SQV RACING」、チタン製スポーツマフラーのプロトタイプなどが装着されていた。新型のチューニングが一筋縄でいかないのは、HKSも認識。電子パーツは制御系に影響しないように、マフラーも装着してからのちに熱害が出ないようにと、時間をかけて中身の濃いものを開発しているという。単品でチューンというよりも、どちらかというとまとめてセッティングするといった方向になっているらしい。
 長谷川浩之HKS社長によると、すでにVACの開発は終了しているという。また、ストリートユースを意識して乗り心地も向上させたダンパーは春以降に出す予定。マフラーも準備中。やはり、今度のGT-Rに関しては長谷川社長も、時間をかけてこつこつとパーツを出していくという。ただ、エンジンの中身に関しては今までのようにはいかないとのこと。それでもロングストロークのクランクやポン付けのカムシャフトは考えているという。
 しかし、長谷川社長はさらにびっくりするような情報を教えてくれた。R35GT-Rに適応する新型ターボを開発中だというのだ。参考出品として展示されていた「ガソリンエンジン用可変ターボチャージャー」がそれ。ハウジングのプレートに「GT Pro」と刻まれたそのターボは、展示説明ボードによると「ストリートでの使い易さを考慮し、アクセルを踏んだ瞬間から体感できるターボ(圧倒的な低速トルクの改善)。今までのターボの常識から大きく飛躍したターボ(低速トルクと高速出力性能を高次元でバランス)」だという。低回転ではノーマルタービンを上回るパワーを確保し、高回転域でも従来の大容量ターボの出力を維持するという、いいとこ取りのターボなのだ。可変ノズルを採用したディーゼル用のターボは今までも存在したが、ガソリンエンジン用はほとんどなかったという。それを可能にしたのがこの新型ターボだと長谷川社長は説明してくれた。
 その可変機構をどうやってコントロールするかはまだ明らかにされなかったが、RB26DETTで可変バルブコントロール「Vカム」を商品化したHKSだけに、高次元の完成度をもってデビューするだろうと予想できる。






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HKS Kansai Service(HKS関西サービス)


 GTR-WORLDでも取り上げた、年末のFSWで行われたレブスピードの取材に登場したホワイトパールの1号車を展示。GT-R好きを公言している向井敏之社長が「オリジナルパーツは開発に時間をかけ、納得の出来る高性能・高品質のパーツを皆様に提供したいと考えています。 今後のチューンやオリジナルパーツに期待して下さい」と取材でも答えたとおり、現在も1号車から各データを取っているところだという。ちなみに2号車はアルティメイトシルバーで、今後、この2台体制で開発を進めていく。
 まずは、純正ショックを生かして車高を下げるショックや、マフラーなどを開発中。とにかく、じっくり新型GT-Rの良いところ、悪いところを洗い出し、向井社長が気になるところから手をつけていくことになる。じっくりじっくりやって、納得のいく本当にいいものをお客さんに提供するというHKS関西サービスのポリシーを貫く。
ちなみに装着されていたホイールは、横浜ゴムのAVS MODEL F7。タイヤはADVAN Sportのプロトタイプということだ。

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HKS Technical Factory(HKSテクニカルファクトリー)
 HKS関西サービスと同じく横浜ゴムのAVS MODEL F7を履くHKSテクニカルファクトリーのR35GT-R。ちょっと雰囲気が違うなと思ったら、黒いグリルのまわりとAピラーをボディ同色で塗ってあった。フロントリップを同色で塗るのと同様、ちょっとしたイメージチェンジの手法として流行るかも…。

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IMPULインパル
 シルバーのボディカラーが多かったインパルの展示車だが、新型GT-Rはブラック。ホイールは「TEAM IMPUL RACING Aura SR-08」。Y字型の8本スポークが高剛性を予感させる。サイズは純正ホイールと同じ。また、GT-Rの展示車の傍らには、チームインパルのフォーミュラニッポンでの5年連続チームシャンピオンや3年連続ドライバーチャンピオンを支えたザックスのショックアブソーバーがレイアウトされていた。組み合わされるスプリングは、これまたレースで有名なハイパコ。この足まわり、どう見てもR35GT-Rのものに見えるのだが、詳しい内容はまだ未定らしい。


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TOP SECRET(トップシークレット)
 HKSのEVCを使ってブーストアップされたエンジンは533ps/6500rpm、63.1kgm/5100rpmを発揮。マフラーはトップシークレット・スーパープレミアム。足回りには、スイフトのスプリングにトップシークレットのアップグレードダンパーの組み合わせ。エアロは、フロントリップがカーボンのスペシャルでノーマルより少し出っ張り気味。ホイールはレイズのボルクレーシングGT-Cを履く。