ENDLESS(エンドレス









エンドレスのブースにS耐ランエボXとGT300仕様Zに挟まれて展示されていた新型GT-R。よく見ると、なんとアドバンのスリックタイヤが装着されていた。まるでスーパー耐久への参戦を意識したかのような、ちょっと意味ありげな展示方法にエンドレスの担当者に聞くと「タイヤは特注で作ってもらいました。GT-Rでレースはやりたいんですけど、計画はまだ決まっていないんでなんとも…」という。エンドレスさん、ぜひGT-Rでスーパー耐久に出て、サーキットを盛り上げてください。

そんなエンドレスでは、新型GT-R用として新しいダンパーとブレーキパーツを用意。新作ダンパーはジール・ファンクションの最上級モデルFANCTION-A。基本的にオーダーメイドのダンパー。スプリングレートの設定、ピロアッパーマウントやゴムブッシュの使用選択、リザーブタンクの有無など、すべてオーダーメイドできる。減衰力の調整は、6段調整と30段調整の2タイプを用意。全長調整式のボディシェルは、アルミに無電解ニッケルボロンメッキでコートしたオールアルミダンパー。無電解ニッケルボロンメッキは、ダイヤモンドに次ぐ高硬度で、耐摩耗性と耐熱性を大幅に向上。高負荷条件下でも音を上げないことはもちろん、ボロンメッキの特徴でもある低摩擦性により、摺動抵抗やかじりが少なく減衰特性がよりダイレクトに働く。

R35GT-Rのフロントダンパーの下側マウントは、ドライブシャフトを跨ぐ二股になっていて、そこがオリジナルダンパー製作のネックになっていた。それをエンドレスでは、オリジナルで削り出して製作。GT-Rだから、見た目にもこだわりがある。また二股部分にNV36スカイラインセダン(4WD)の純正パーツを流用したタイプも用意。ノーマルのビルシュタインは、この部分が溶接で結合されているが、NV36ではボルトで締め付けるタイプなので流用が可能なのだ。
価格は、だいたい30万円くらいから上は70万円から80万円ぐらいを予定しているという。開発はエンドレスのレーシングドライバーが担当。GT-Rをやっているショップにも協力してもらって、開発を進めているという。3月の発売を予定していて、テストは現在も継続中。なお、写真の展示品は、R35GT-R用のリザーブタンク付きスペシャル仕様。

 ブレーキパーツでは、世界初の12ポットキャリパーとφ390ローター対応の鍛造モノブックキャリパーがR35GT-Rに対応。
 純正ローターのφ380より大きい、最大φ400のローターまで対応できる12ポットキャリパーは、サイズ自体も純正ブレンボの6ポットよりも大きい。とにかくサイズもストッピングパワーもデカいキャリパーにしたい人向け。価格は78万7500円から。
 また、鍛造モノブロックキャリパーは、昨年1年間GTマシンに装着し、実戦でテストを続けていたものを商品化。このキャリパーは構想から4年、試作完成から1年、そしてテストとレースへの実戦投入を繰り返し、仕様変更しながら完成度を高めた一品。数千トンもの圧力で鍛造成型されたモノブロック「ひと塊り」に、難易度の高いピストンシリンダーを加工。軽量、高剛性により、より剛性の高いブレーキタッチを実現。ハードなサーキット走行には、こちらのキャリパーが対応。まだ値段は決定していないが、3月に発売を予定しているという。

その他、エンドレスといえばブレーキパッド。R35GT-R用のブレーキパッドもリリース予定。こちらはキャリパーより早い時期に発売したいとのこと。


GTR-WORLD.net

MINE'S(マインズ)
いち早く、R35GT-Rのパーツ開発を進めていたマインズはR34GT-Rとともに展示。ちなみに、2台あるマインズR35GT-Rの1台はブリヂストンのブースに展示されていた。オートサロンでパーツとして公開されたのは、ザックス製のダンパーとアイバッハのスプリングを組み合わせたサスペンションキットとブレーキローター、それに車両に取り付けられたチタンマフラー。その他、特徴あるエアロミラーやカーボン製のリップスポイラーも新製品。マインズお得意のVX-ROMをはじめとするさまざまなパーツの開発が現在進行中というが、発売時期や価格を含めてまだ未定とのこと。カタログに記載されている価格も予価という表記が多かったのはそのためと新倉通蔵代表が説明してくれた。





GTR-WORLD.net

FUJITSUBO(フジツボ)
マフラーメーカーの老舗、フジツボもR35GT-Rのマフラーとスポーツ触媒を参考出品で展示。フジツボの最強モデル「Super Ti」は、もちろんフルチタン製。スーパー耐久で培われたノウハウを生かし開発されている。パイプ径は76.3φ-60.5φ。出口の形状は122×112φのラウンドオーパール。軽量のチタン製だけに重量は純正の17.4kgに対し、9.2kgと圧倒的に軽い。騒音対策も抜かりなく、アイドリング時で純正の+1dB、4800rpm時の近隣排気騒音は純正と同じ90dBに抑えられている。
また、「SPORTS CATALYZER」は、軽量・ハイパワー・クリーンをコンセプトに開発。フジツボのマフラーと併用することで排気系のトータルチューンにより無理なく高効率を実現。ターボのレスポンスを向上させるために、低回転域のトルクを犠牲にすることなく、中高回転域での伸びを体感できるという。材質はSUS304ステンレス。純正に対し、2.4kgの軽量化になる。
残念ながら、これらの排気系は今のところサーキット走行専用の参考出品。発売時期も未定とのこと。



GTR-WORLD.net

TRUST(トラスト)
マットなフィルムによる凝ったカラーリングが特徴のトラストのデモカー。マフラーはいち早くチタン製のパワーエクストリームTiを開発。ノーマルは複雑にレイアウトされているリアのタイコ部分を、ぐっとシンプルに作り直している。現在テスト中で3300rpm以上の全域で、ノーマルマフラーのパワーを上回る。ホイールはTan-ei-syaレーツェルS18。




GTR-WORLD.net

SUNLINE RACING(サンラインレーシング)
ホイールのワークのブースに展示されていたサンラインレーシングの赤いGT-R。展示用にヴァリアンツァT1Sの21インチを履く。佐藤泰容社長によると既報のサスペンションの開発も進み、すでに岡山国際サーキットではおよそ2秒速くなったという。ダンパーはエンドレス・ジールがベースだが、中身は異なるという。サーキットを走っていても「攻めている」という感覚が希薄なノーマルサスより、楽しい走りが出来るらしい。発売は3月くらいを予定。